我が家にマイクロサーバーが導入された。以前からProxmoxを入れてみたかったので、
インストールして色々遊んだ記録をここに残したい。
とりま、Proxmox導入後の構成図。
バーチャルマシン、コンテナとすべて仮想で動いているのは、感動した。
EVE-NG,マイクラサーバは、図のNET:Aに所属している。
この構成にするまでに、何点か躓いた点があったので、記録しておく。
Pfsense(仮想FW)の設定
PfsenseのisoをProxmoxに読み込ませてバーチャルマシン(以下,VM)を作成した。
とりあえず、Proxmox上でLinuxBridge(vmbr*)をWANを除いたポート分作成する。
LAN1とLAN2を使いたいので、vmbrを2つ作成した。
PfsenseのisoイメージをProxmoxにアップロードして、PfsenseのVMを作成した後
先ほど、作成したvmbrをハードウェアの欄から追加する。(図ではvmbr2とvmbr3)
んで、Pfsenseを起動する。 適当にインストールを進めると、インターフェースの選択をしろと呼ばれるので、WAN,LAN,OPT(後で名前を変更可)のインターフェースを選択する。vtnet1はvmbr2,vtnet2はvmbr3になっている。
設定が終わるとこんな画面になる。 CLIでもできるけど、Web設定のほうがわかりやすいので、Webの設定画面にアクセスする。 図では、192.168.0.122(DHCP)で割り当てられたWAN側のアドレス。そのままだとWeb画面にアクセスできないので、
すべてFWを無効してあげる必要があり、8でシェルを起動させて、pfctl -d で
FWを無効にする。
初期ユーザー名/パスワードはadmin/pfsense
Interfaceのタブから各インターフェースのアドレスなどの設定ができる。(表示名OPT1→LAN2なども可)
赤丸のインターフェースのenableのチェックをつけないと有効化されないので注意。
Pfsenseのスタティックルート設定
systemタブのroutingから設定画面に入れる。
スタティックルートの設定の前に、ゲートウェイの設定(図にも書いたけど、ゲートウェイと言うよりかは、ネクストホップに名前を付けている印象。)
例えば、NET:C向けのパケットはどのゲートウェイに飛ばしますか? そのゲートウェイに名前を付けておいてください的な感じ。 192.168.200.0/24向けのネクストホップを登録してみる。登録が終わったら、Gatewaysのタブ?赤字の右側のStaticRoutesから
スタティックルートの設定をしてみる。
ここでは、宛先ネットワークを指定してあげる。ネクストホップ ゲートウェイを先ほど登録したアドレスに。
この手順を踏めば、スタティックルートの設定でルーティングができる。
注意! ※pfctl -d をしないとルーティングが正しくできない。 ルールとかの設定が必要なのかな・・・・。
Open virtual-Switchの作成とポートミラーリング
上の図のOpen virtual-Switchの作り方。 特定のポートはパケットキャプチャをしたいので、ミラーリングを有効にしている。
ProxmoxのシェルからOpen virtual-Switch(以下OVS)を作成する。vmbrを作成したときのように
Proxmoxのシステム-ネットワークからGUI的に作成するわけではないのが戸惑ったところ。 作成は、図のとおり。
作成したOVSにミラーリングポートの設定をする。基本的にコマンド1行でおk。
ここが一番つまづいたポイント。 この設定が出来ていないと正しくキャプチャができない。 キャプチャをするVMをミラーリングするポートに接続されたvmbr(図ではvmbr6)と接続させて、ファイアウォールのチェックを外す ←ここが大切。
ファイアーウォールのチェックを付けたままだと、1つパケットをキャプチャして終わりになってしまう。
とりあえず、結び
色々やって楽しかった。Proxmoxを通して、仮想ネットワーク(主にbridge周り)が少しだけ強くなれた気がする。LXC、LXD(違いがいちいちわからん。)にも興味を持つことができたし、ありがとうProxmox。
メモリも32Gに増設しました。あとM.2で動作。マイグレーションとかはやりません。
←やりましたし、できました。
追記:ProxmoxのIPアドレス(Webダッシュボード)を根本的に変更したい
インターフェースのIPアドレス情報の変更
Proxmoxのシェルにて
root:~# nano /etc/network/interfaces
(省略)
auto vmbr0
iface vmbr0 inet static
address 192.168.***.〇〇〇/24
gateway 192.168.***.+++
bridge-ports eno1
bridge-stp off
bridge-fd 0
vmbr0 のIP、DGWを変更
hostsのIPアドレス情報の変更
この設定を忘れて少し、転んだ。 hostsファイルの設定を変更しないと、Webの設定画面(ダッシュボード)に入れない。